パピヨンってどんな犬?【 パピヨン・ブリーダーズ 】

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パピヨンってどんな犬?

パピヨン魅力

パピヨンの子犬 胴長い毛に飾られた大きな耳と綺麗なアーチで背負った尾、
動くたびにさらさらと揺れるコート。

その姿は本当に「優雅」と言う言葉がぴったりの犬種です。

でも、そんなエレガントな見た目からは想像がつかないほど、
実は元気で活発な犬でもあります。

また、非常にかしこいためしつけもしやすく、
長毛種でありながらお手入れも簡単で体臭もほとんどない!


そんなところが多くの方に愛され、根強い人気を誇っています。

大切な家族の一員・・・家庭犬としても優秀なパピヨンですが、
さらに1歩進んで、より深く愛犬との暮らしを楽しみたいという方々の
強力なパートナーとして、様々なドッグスポーツなどでも活躍しています。


パピヨンの歴史


パピヨンの起源には、スペインやフランスなどたくさんの説があり、正確にはわかっていません。

ただ、大きく立った耳が、左右に開いたその姿から名づけられたパピヨンという名は、フランス語
の「Papillon(蝶)」という言葉に由来してるため、フランスが起源と言われることが多いようです。

パピヨンは、中世のヨーロッパで大変愛された犬種でした。

その時代の貴族たちの装飾的なものの1つ(抱き犬)として繁殖され、
愛玩犬として大活躍していたのです。

そして、その愛らしい姿は、貴族たちの肖像画の中にも描かれ、
現在でも数多くの絵画が残っています。
フランス革命で有名なマリー・アントワネットも、パピヨンの愛好家でした。

ほかにもルイ14世や、その愛人だったポンパドール夫人、ヘンリ3世など、
歴史上名の知れた貴族たちの多くがパピヨンを愛していたと伝えられています。


パピヨンの特徴


パピヨンの子犬●パピヨンのスタンダード

犬のスタンダードとは、犬の純潔性を守るためその犬の理想の
形態や気質などを細かく定めたものです。

多くのブリーダーたちは、そのスタンダードに書かれた
「パピヨン」を目指して、日々努力を重ねています。

まだドッグショーで活躍する犬達も、どれだけスタンダードに近い
のかを競い合い、一定の結果を出した犬がCH(チャンピオン犬)
として認められます。

ここでは、JKC(ジャパンケンネルクラブ)が定めるスタンダードから
パピヨンの特徴を、わかりやすく簡単にまとめてみたいと思います。

1.耳

パピヨンと言ったら、一番の特徴はやっぱり大きな耳ですね。大きく左右に開いた耳が、
顔の模様と一体になって蝶の形に見えるところからその名がつけられました。
スタンダードで定められたパピヨンの理想の耳は・・・

・頭部に対して左右に45度の角度で開いていること。
・そして、耳の先端はやや丸みを帯びて尖っていないこと。
・豊かな長い飾り毛で覆われていること。

重要なのは、この3点。
長い耳の飾り毛が風になびいている姿は、本当に美しいものです。

耳と言えば…実はパピヨンには、もう1つバラエティが存在しています。
それは垂れ耳のファレーヌと呼ばれる種類です。

立ち耳のパピヨンが蝶に例えられ「Papillon(蝶)」と名づけられたことと対比して、
垂れ耳のファレーヌは、「Phalene(蛾)」という言葉からつけられました。

特徴は、耳が垂れていること以外は、すべて立ち耳のパピヨンと同じ。
日本ではまだ、数が少なくなかなか出会うことができない貴重な種類と言えます。

2.目

頭部で次に重要なのは目。
イキイキと輝く目は、より一層パピヨンの魅力を際立たせてくれます。
これもスタンダードでは次のように定義されています。

・やや大きく、しっかりと見開いている。
・大きなアーモンド型をしており、出目ではなく頭部にやや低く付いている。
・ダークで、表情豊かで、目縁の色素は大変濃い。

3.尻尾(テール)

昔、パピヨンは、もう1つの大きな特徴からリス犬と呼ばれていたこともありました。
その呼び名の元になったのが尻尾(テール)なのです。

背中に高く揚げられ、カーブを描くその尻尾が、リスの尾のように見えることから、
そう呼ばれていました。

これも、スタンダードでは次のように定義されています。

・尾は高い位置についていて、長いこと。
・十分な飾り毛があること。
・動いているときは、背中の上に揚げられ、カーブを描いていること。
・先端は背中についてもよいが、巻いたり、背中の上に平らに乗っていてはいけない。

4.被毛(コート)

パピヨンは長毛犬種。その長さや毛質は、とても重要なものと言えるでしょう。
スタンダードの中でも、特に細かくいろいろなことが定められています。

簡単にまとめると・・・

・被毛は豊かで、アンダーコートはなく、艶があり、ウェービーである。
 (カーリーなものと混同してはならない)
・柔らかくはないが、わずかに弾力があり、絹糸のようである。
・被毛の外観は、キング・チャールズ・スパニエルの被毛と似ているが、
ペキニーズのものとは明らかに異なる。
同時にスピッツの被毛(開いたコート)と類似していてもならない。
・被毛が良好な状態では、首の付け根の被毛の長さは7.5cmで、尾の飾り毛は15cmである。

5.大きさ(サイズ)

スタンダードで定められたサイズは、体高が28cm以下であることだけです。
以前は体高21cm以上という指定もあったのですが、
スタンダードの改定によりその記述はなくなってしまいました。

体高28cm以下と一言で言っても、実際のパピヨンたちのサイズは実に様々です。
体高が20cmくらいで、体重は2kgにも満たない子もいますし、
スタンダードぎりぎりの体高28cmになれば、その体重は4kgぐらいになってきます。

6.毛色(カラー)

白地であればすべての色が認められる。
・・・それがスタンダードに書かれている色についての規定です。

ここでは、実際にドッグショーや町で見かけることが多いカラーについて紹介しておきます。

パピヨンのカラーで主流なのは、白茶・白黒・トライの3色です。

白茶は、やさしく可愛らしい印象で、日本では昔からとても人気のあるカラーです。
白黒は、少しきりっとした印象があり、それがまた高貴な雰囲気に見せてくれます。
トライカラーは、個性的で、ここ数年人気が出てきたカラーです。

頭の中央にある白い模様のことをブレーズといいます。

スタンダードでは「いくぶん幅の広いブレーズが広がっているのが好ましい」と書かれていますが、
最近はあまり気にされないようになってきています。

逆にブレーズが広すぎて目の周囲に色がなかったり、
耳の部分まで白が広がったりしているのはミスカラーになります。


パピヨンは個性豊か

パピヨンの子犬パピヨンの標準的な大きさや色については、「パピヨンの特徴」
でスタンダードに定義されている内容を中心に触れてきました。

でも、実際のパピヨンはサイズもカラーも様々で、
1頭1頭がとても個性的な犬種なのです。 例えばカラー(毛色)。

大きく分ければ白茶と白黒とトライの3色ですが、ブレーズの幅
や微妙な色合いの違いから、そのパターンは無数にあります。

同じ白茶の犬でも、ブレーズが広い子と細めの子、
まったくない子などでは、全然印象が違うのです。

そして、それは顔だけでなく体にもいえます。

頭部に色があるだけで、体は真っ白の子や、体の色が多めの子、
中には尻尾の途中まで色が付いている子などもいます。

トライカラーの子でも、目の上・頬・耳の中・尾の付け根の一部に茶が入っているという
定番の模様を持つ子もいれば、頭部はほとんど白茶のように見えるのに、体のマークは黒で、
尾の付け根の一部だけに茶が入っているという子もいます。

あなたは、どのような子がお好みですか?

ご自分の気に入ったカラーや模様の子を探すのも、また楽しいものですよね。

また、ブリーダーたちがどんなに気をつけて繁殖をしていても、
ごくまれにミスカラーの子は生まれてしまいます。

片耳が白かったり、目の周囲まで白かったりそういう子達は、
ドッグショーに出たり、繁殖したりするのは難しいのですが、
健康上の問題があるわけでもなく、他のパピヨンたちとなんら変わりはありません。

それもその子の1つの個性と言えるのではないでしょうか?
愛情をたくさん注いで育ててあげてくださいね。


パピヨンの性格


パピヨンの性格は?と聞かれれば、答えは1つ。

明るくて活発で賢い!

特に若い頃のパピヨンは、本当に元気がよくて、とてもよく動き回ります。

もちろん、しつけや環境によっても左右されますけど、何より遊び好きな犬種です。

おうちの中や庭でボール遊び・・・それはそれは楽しそうにボールを追いかけ走り回ります。

優雅でエレガントな姿をした小型犬でありながら、
びっくりするほどの運動能力を見せてくれるのがパピヨンです。

また、小型犬の中でも上位にランクされるほど、
頭がよくて非常に高い訓練性能を持っています。
まさに、才色兼備という言葉がぴったりな犬種なのです。

そんなパピヨンとの暮らしは、飼い主さんの気持ち次第でどんどんと幅が広がり、
いろんなことを一緒に楽しむことができます。

年々犬の登録数は増え続け、各世帯で犬を飼われている割合も高くなってきています。

そんなペットブームの中、犬との暮らしを楽しむためのイベントも、
全国各地で盛んに開催されるようになりました。

じっくりとトレーニングを重ねて、ようやく参加できるようになる高度なものから、
誰でも気軽に参加できるものまで、その内容も実にバラエティ豊かです。

各地で開催される様々なイベントの会場に足を運んでみると、必ずと言っていいほど、
そこに参加するパピヨンの姿を見ることができます。

JKCが行っているものだけでも、訓練競技会やアジリティ、フライボールなどの大会があり、
たくさんのパピヨンが飼い主さんと一緒に頑張っています。

一般の方には敷居が高いと思われているドッグショーだって、
飼い主さんと一緒に参加しているパピヨンが結構いるのです。

家庭犬として暮らすだけでなく、犬と一緒に何かに挑戦してみたい
・・・そんな方にもぴったりな犬種ですね。


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